赤ちゃんの気分を切り替える「脳科学メロディ」を共同開発 ーバンダイのベビートイ新商品に脳科学を活用ー
■ベビートイシリーズ「BabyLabo®(ベビラボ)」の新商品「脳科学メロディ」シリーズの開発に協力しました
国立大学法人東北大学と株式会社日立ハイテクのジョイントベンチャーである株式会社NeU(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長谷川清/以下NeU)は脳科学をモノづくりに活用する取り組みの一環として、株式会社バンダイ(本社:東京都台東区、代表取締役社長:川口勝/以下バンダイ)が8月31日に発売するベビートイシリーズ「BabyLabo®(ベビラボ)」の新商品「脳科学メロディ」シリーズの開発に協力しました。
NeUは、脳科学の知見をモノづくりに活用する取り組みを進めており、子どもの成長に合わせた玩具開発をめざすバンダイの、ベビートイシリーズ「BabyLabo®(ベビラボ)」(※1)の開発に協力してきました。これまでも、視覚や言語獲得と発話などの知見を応用した商品開発に協力してきましたが、このたび発売する本商品には、音楽が赤ちゃんに与える影響を科学的に調査し、赤ちゃんの気分を切り替えるメロディ「脳科学メロディ」を開発しました。
■検証内容・結果
「脳科学メロディ」は、赤ちゃんがごきげんな気分になる「Gメロディ」とゆったりな気分になる「Yメロディ」があります。検証を実施するにあたり、延べ120人の赤ちゃんの参加と、玉川大学・赤ちゃんラボの協力を頂き、まだ言葉を話さない赤ちゃんが音楽にどのように反応するのか、脳血流の変化や心拍変動、表情や声の観察などで科学的に調査・検証しました。
その結果、「Gメロディ」は、赤ちゃんの脳が反応する音楽要素を盛り込むことで、赤ちゃんの脳血流が増加し、表情も穏やかになることから、不機嫌な気分を切り替えることがわかりました。「Yメロディ」は、赤ちゃんが聞くと徐々に心拍数が下がり、睡眠前の状態に近づくことから、おやすみ前やリラックスした時と同様の気分になることがわかりました。これらの検証から「脳科学メロディ」が、赤ちゃんを育てる親の悩みに多い「ぐずり」などを切り替えることが期待されます。
なお、本検証結果は、日立製作所が運営するBrain Science審査会(※2)にて、検証に関与していない第三者の専門家を招聘し、検証方法や結果、およびその結果に関する表現の適正を評価されました。その審査結果にもとづき、本商品はBrain Scienceマークを付与されています。
今後も、当社は脳科学をモノづくりに活用することで、人々のよりよい生活づくり(クオリティ オブ ライフ)の実現に貢献していきます。
注釈
※1 「BabyLabo®」は株式会社バンダイの登録商標です。
※2 日立製作所はBrain Science審査会を開設しています。Brain science審査会とは、脳科学で用いられる脳機能計測・行動計測・生理指標計測などを用いて、科学的検証を進めた結果を外部の専門家にも審査頂くプロセスです。妥当と認められたものに対してBrain scienceマークを付与しています。Brain Scienceマークは、日立製作所の登録商標です。
※3 掲載されている商品は、バンダイが版権元から許諾を受けて販売しているものです。
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■本件に関するお問い合わせ
株式会社NeU 担当:岡田
E-mail info@neu-brains.com