すでに多くの人が支持するもの、行動、人などにより多くの支持が集まる現象。元々は、19世紀後半のアメリカでの政治学において登場した考えで、街中で行われているパレードで楽器隊(バンド)を乗せていたワゴンに多くの人が集まり、その多くの人につられてさらに多くの人が引き寄せられることを比喩して作られた用語。選挙の際に多数の支持を集めている支持者にさらに多くの支持が集まることを指して使われることが多いが、経済学・マーケティング領域においても、多くの人に消費されているものに引き寄せられること、例えば行列ができている飲食店にさらに多くの人が並んでしまう現象を指して用いられる。「バンドワゴン効果」と言う用語自体は経済学者のLeibenstein (1950) によって提唱され、Leibensteinは消費行動におけるバンドワゴン効果を消費行動に与える外的な要因の一つとして位置付けた(その他の消費行動への外的影響要因として、スノッブ効果やヴェブレン効果などが知られる)。
[読 み]ばんどわごんこうか
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バンドワゴン効果
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