IATとは、日本語では潜在連合テストと呼ばれている。課題を実施している際の反応時間を測定することで、潜在的な態度を測定する手法。「花-虫」と「好きー嫌い」のように、評価したい内容と対になる概念の組み合わせを用意する。それらを組み合わせた「花 または 好き」「虫 または 嫌い」という文字をそれぞれ左右に呈示し、評価したい内容を左右どちらかに分類してもらう。その際に、回答者の潜在的な態度と概念の組み合わせが合致していた場合、反応時間が早くなることが示されている。例えば、花が好きで虫が嫌いな人が回答する場合は、「花-嫌い」「虫-好き」の組み合わせで左右に呈示されたときよりも、「花-好き」「虫-嫌い」の組み合わせで呈示されたときの方が素早く分類できる。その手法を用いて、実験参加者の潜在的態度を計測することが可能。
[読 み]あいえーてぃー/せんざいれんごうてすと
[英語表記]潜在連合テスト(Implicit Association Test,IAT)
用語集
Glossary