用語集

心理学・神経科学・行動科学分野において、実験によって得られた結果や結論（実験室環境や統制された環境で観察されたヒトの行動）が現実世界においても成り立つか（実際にヒトが起こす行動を予測できるか）どうかを指す。

生態学的妥当性を評価する際は主に以下の3つの点について分析する:
• 環境：実験を行うための統制された環境が現実世界での環境とどの程度類似しているか
• 刺激：実験で用いられる刺激が現実世界での刺激とどの程度類似しているか
• 行動・反応：実験で計測するヒトの行動や反応が、現実世界で自然にヒトが起こす行動・反応と類似しているか

これまで生態学的妥当性が問題視されてきている認知神経科学・脳機能イメージング領域において、生態学的妥当性を高める有効な方法としてfNIRSがある。

[読　　み]せいたいがくてきだとうせい