「脳科学による働き方改革の導入事例 IT業界編」 株式会社NSD様(システムインテグレータ)
ストレス低減を脳科学で実現。生産性の向上へ
IT系の職種は、どうしてもストレスがたまりがち。一方、企業としては社員の健康を維持し、生産性を上げる必要があります。
そこで、東証一部上場のシステムインテグレータであるNSD様に、当社が提案したのは脳の元気チェックとトレーニングサービス。 アンケートだけではわからない脳の元気チェックで本人に気づきを与え、脳を活性化するトレーニングでストレス耐性や集中力を高めていただく取り組みにより、ココロも元気になっていただくことができました。
脳のトレーニングを実施いただき、効果を検証
(1) 実施内容
①脳科学に基づくチェック&トレーニング端末を導入
・脳血流センサーにより脳活動が見える、脳のチェック&トレーニング端末を3台設置。
・リフレッシュスペース(マッサージ機や血圧計、体重計のあるスペース)に設置いただきました。
②スマートフォンによる、“どこでもトレーニング”[実証実験]
通勤途中や自宅でもトレーニングできるよう、一部のトレーニングをスマートフォンのアプリで提供。
③川島隆太CTOの講演
トレーニング開始前に、NeUの取締役兼東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授による「脳科学を応用した働き方改革」の講演を実施。
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(2) トレーニング内容
□ 週1日:
脳の元気チェック:5分間の空間と言語の記憶ゲームで脳の元気度をチェック
□ いずれかを週に3日以上:
・ストレスコーピング:ニューロフィードバック・バイオフィードバックにより、ストレス低減、ストレス耐性を高めます
・脳のトレーニング:ニューロフィードバック機能のついた脳トレ(脳活動の状態により背景色が変化)
・呼吸トレーニング:深い呼吸がリズムよく心拍数を変えずにできているかをスコア化
(3) 検証方法
全社導入をご検討いただくにあたり、効果検証のため、50名の皆様にご協力いただきました。
1.5カ月にわたりトレーニングを実施していただき、開始前後の脳活動を計測。改善効果を調査しました。
(4) 検証のポイント
1. 脳のトレーニングが、会社生活に溶け込むか(習慣的にやってもらえるか)?
2. 脳のトレーニングをすることで、効果がでるか?
(5) 結果
検証ポイント1.
脳のトレーニングが、会社生活に溶け込むか?
3種類あるトレーニングのお好きなものを週3日以上お願いしたところ、平均実施日数は3.95日と積極的にご利用いただきました。
検証ポイント2.
脳のトレーニングをすることで、効果がでるか?
トレーニングを週2日以上実施した群は、脳が元気であるという結果となり、特にストレスコーピングは統計的な有意差が見られました。継続的にトレーニングをすることが大事だということがわかりました。
VOICE: トレーニングに参加いただいた皆さんの声
・気分転換になった。
・忘れっぽさがなくなり、集中力が上がった気がする。
・スマホのトレーニングは家でもできるので、子供たちと競争しながら楽しんでトレーニングできた。
・12桁の数字を書き写す際に、今までは4桁ずつ見ながら書いていたが、12桁をさっと覚えて書けた。
・頻繁にトレーニングしていると効果が感じられるが、やめると効果がなくなった気がする。
NSD様ご担当者に聞く
担当の今井様に脳のトレーニングサービス導入についてお話を伺いました。
導入のきっかけを教えてください。
当社が提供するサービスのひとつである遠隔健康支援サービス『CAReNA』(*1)を従業員の健康増進に活用するなど、 健康経営に注力しています。身体の健康に加え、脳やココロの健康にも着目し、NeUのサービスを利用することで、トータルで従業員の健康増進を目指していきたく導入しました。
サービスを導入してみて社員の方々からの反応はいかがでしたか?
週2日以上トレーニングを実施した社員から、集中力・記憶力が良くなった気がする等、脳が活性化され効果を実感できたという反応が多かったです。
続けてサービスを使用することで、どのような効果やメリットを期待しますか?
ストレスコーピングを目的とし、仕事に対する集中力、論理的に考える力、経験したことのない新しい局面を打開する方法を見つけ出す力等、業務に役立つ効果を期待しています。
NeU担当より
とても楽しんで取り組んでいただけました。中には、自らの攻略方法を熱く語ってくださる方もいらっしゃいました。
脳の元気チェックで気づきを得て、脳のトレーニングで鍛える…業務の合間にリフレッシュとしてセルフチェックとセルフトレーニングを習慣化してくださり、ストレス低減や、記憶力アップの効果を実感いただけたと思います。これらが結果として、生産性アップにつながり、何よりも楽しみながら取り組めることが、新しい働き方改革となり得るのではないかと考えます。