生体マルチモダル計測システム(研究用途)の発売 ~脳活動に加え、他の生体信号を同時マルチ計測
国立大学法人東北大学と株式会社日立ハイテクのジョイントベンチャーである株式会社NeU(本社:東京都千代田区、代表取締役:長谷川清、以下、NeU)は、脳活動に加え、さまざまな生体信号をマルチモダルにて同時に計測するシステムHOT-2000-BIOSIGNALSを発売致しました。前額部の血流量変化をリアルタイムに計測できるHOT-2000と多種の生体信号(筋電、皮膚電位、心電他)を1つのアプリで取得することが可能です。ワイヤレスな環境にて計測が可能であり、より日常的環境での研究実験に適しています。
センサーの小型化、IoTなどの技術革新により、「モノ」から「コト」、「コト」から「ヒト」 と、ヒトをより良く知るニーズは年々高まってきております。そのような中で、よりたくさんの生体指標を取得するニーズは年々高まってきております。複雑なセットアップの必要がなくより容易に計測が開始できること、またワイヤレスで日常的な環境下での計測ができることで、さまざまな研究シーンでの展開が想定されます。
システムの構成は、以下のとおりとなります。
・脳活動計測装置 HOT-2000 (脳活動、心拍) x1台
・生体信号取得装置 BIOSIGNALS Explorer(PLUX社製造) x1台
標準付属センサー4種
EEG(脳波)、EMG(筋電)、EDA(皮膚電位)、 ECG(心電)
・計測アプリ HOT and PLUX 1.0×1ライセンス
【「HOT-2000」について】
「HOT-2000」は、近赤外光を用いた脳機能計測技術NIRS(Near Infrared Spectroscopy)を活用した最新の開発製品です。微弱な近赤外光を使って前額部の2点を計測するヘッドセット形状のウェアラブル型装置で、重量が約129グラムと軽量であり、装着してからすぐに計測が開始でき、日常環境でも手軽に使用することができます。装置本体は片手でひもを引くだけのワンタッチ装着、センサー部分はスライド機構となっており、左右60mmの範囲で調整ができ、リチウムイオン電池を搭載することで約4時間連続使用が可能です。
計測チャンネル数:2チャンネル (スライドによる横位置調整可能)
計測項目:脳活動指標、心拍数
サンプリング: 100 msec
通信方式:Bluetooth
重さ:約129g
竃源:内蔵リチウムイオンバッテリー(連続計測 約4時間)、 USB給電
【BIOSIGNALS Explorerについて】
計測チャンネル数 : 4ch(8ch機種には非対応)
計測種類 : EEG(脳波)、EMG(筋電)、EDA(皮膚電位)、ECG(心電)
サンプリング: 1msec(1000Hz)
通信方式 : Bluetooth
重さ: 約55g
電源 : 内蔵リチウムイオンバッテリー(連続計測約10時間)、USB給電
【HOT and PLUX 1.0について】
・HOT-2000による前頭前野における血流量変化値、心拍数のリアルタイムデータ表示、表示レンジ調整、表示上のベースライン調整、マークインプット機能
・BIOSIGNALS Explorerによる心電、脳波、筋電、皮膚電位のデータ表示、
・計測データのCSVデータ保存*
*HOT-2000とBIOSIGNALS Explorerのデータはサンプリングの違いにより、それぞれ別のディレクトリーに保存されます。
Android アプリ(Android OS Version 7.0以上に対応)
NeUでは、光計測技術や脳科学の知見を活かし、より日常に近い環境でも使用が可能な脳活動計測装置の開発を目指し、ヒトを知るテクノロジーを世界に広げることにより社会に貢献して参ります。
「HOT-2000-BIOSIGNALS」を使った計測シーンのご紹介
https://neu-brains.co.jp/information/products/2021/06/10/1989.html
>>「HOT-2000-BIOSIGNALS」カタログのダウンロードはこちら
価格等のお問合せ先
【脳計測ハードウェア 】お問い合わせフォーム
https://neu-brains.co.jp/service/equipments/inquiry/
■株式会社NeUについて
会 社 名: 株式会社NeU(ニュー)
東北大学の認知脳科学の知見と、日立ハイテクの携帯型脳計測技術を軸に2017年8月に設立
所 在 地: 東京都千代田区神田司町 2-2 新倉ビル
代 表 者: 代表取締役 長谷川 清
資 本 金: 1億円
事業内容: 脳科学の産業応用事業
URL : https://neu-brains.co.jp/