認知症予防に積極的に取り組むデイサービスで「Active Brain CLUB」を導入

2023.11.03
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「Active Brain CLUB」を導入している医療法人賀新会「デイサービスアイボリー玉島」(※1 岡山県倉敷市)を訪問し、導入のキッカケや利用の様子を伺いました。

デイサービスアイボリー玉島は、利用者様が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練を日帰りで提供しています。

通常の食事・入浴といった通常のケアに加えて、「心と体の健康」維持のために、作業療法士の方の指導のもとリハビリや健康維持のためにマシンを使った運動を提供しています。加えて、利用者様の状態に合わせた無理のない認知症予防プログラムを楽しく実施、そのプログラムの1つとして、施設向けのパーソナル脳トレ「Active Brain CLUB」(※2)を導入いただいています。

科学的根拠のある脳トレを導入したかった

「2022年3月から、本格的な認知症予防プログラムを始めようと考え、調べていたときに、科学的根拠のある脳トレ(「Active Brain CLUB」※3)を知り、導入したいと考えました。これまでも紙の脳トレドリルなども使ってきましたが、なかなかみなさんやる気にならない。そこでアプリで楽しくできる脳トレで、かつ効果の裏付けがあるものを探していたのです」と作業療法士の川上幸恵さま。

ほかにもコグニサイズ、園芸、回想法、塗り絵、クッキングなど、さまざまな非薬物療法の認知症予防プログラムを導入されています。

この日も利用者のH様が、脳活動センサーを額に装着しながら、トレーニングをしていました。「ゲームが好きなので、脳トレも楽しいです。なかなか上手くいかないときもあるけれど、いい点がでるとうれしい」と、注意力や頭の回転の脳トレをしながらお話くださいました。

楽しく続けていただくことが認知症予防につながる

「日々、今より認知症が進まないようにご支援しています。そのためにも認知症予防プログラムを継続することが大切だと思います。楽しくないと続けることは難しいので、いかに利用者様に楽しくトレーニングしていただけるか、モチベーションを上げてもらえるかを、スタッフみんなで考えて取り組んでいます」(川上さま)。

デイサービスなど施設向けの「Active Brain CLUB」は管理者画面があり、利用者ごとにIDを付与しているので、いつ、誰が実施し、結果がどうであったかなどを、継続的に簡単に把握することができます。また複数の利用者がいても、各IDをQRコード化できるので、スムーズにログイン、トレーニングを実施することができます。

「脳トレの結果や効果は、ご本人はもちろん、ご家族のみなさまにもフィードバック、お伝えしていきたいと考えています」(川上さま)

このようにデイサービスアイボリー玉島は、認知機能が衰え、認知症が進むことで、自宅にこもりがちになる利用者様の孤立感の解消や心身機能の維持を熱心にされています。また8時半~17時すぎまで長時間の利用対応など、ご家族の介護の負担軽減などもしっかりサポートされていました。

認知機能はいくつになっても鍛えることができます。すべての高齢者の方が、自分らしく、生き生きと元気に暮らしていけるよう、当社も楽しく継続できる科学的根拠のある認知機能トレーニングをこれからも提供していきたいと考えます。


※1 デイサービスアイボリー玉島
https://ivory8.jp/dayservice/dayservice_tamashima.html

※2「Active Brain CLUB」は、超小型脳活動センサー(XB-01)で前頭前野の活動を計測しながら実施する認知機能トレーニング。認知機能の維持・向上と相関する脳の活動をスマホで可視化しながらトレーニング(ニューロフィードバック脳トレ)することができます。

※3「Active Brain CLUB」はすでに論文化され、その効果は証明済です。詳細はこちらhttps://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20220202_03web_nf.pdf

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