高齢者の運転安全性評価

2019.05.07
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高齢者ドライバーの運転状況と脳活動を計測

東北大学 工学部 高橋・狩川研究室で実施した高齢者の運転安全性評価に関する研究にNeU-DRIVEが協力いたしました。 NeU-DRIVEは運転中の脳活動計測とドライブレコーダーを連動させて運転映像やGPS情報などを同時に取得できるソリューションです。iPhoneと小型の脳活動計測機器HOT-1000で乗り心地、安全設計、道路や運転環境の調査研究にご活用いただけます。

東北大学 工学部 高橋・狩川研究室のWEBサイトはこちら

実施内容

高齢者ドライバーの運転状況と脳活動を計測して、同乗する教官の評価(得点)との比較により、運転安全性と計測データの相関を検討しました。

 

計測の様子(車内に特別に設置したカメラ映像)

走行軌跡データ(自動車学校のコースを走行)

結果

加速度と運転中の脳活動の計測により、高齢者ドライバーの運転とそれに対する教官の評価(得点)の相関性が見受けられました。

 

加速度

加速度の分散の小さいほうが、教官の評価が高い

有意な相関あり ( =?0.39, =0.0097<0.01)

 

脳活動

カーブ走行時に右側前頭前野の活動が、低い人の方が安全運転の傾向。

有意な相関あり ( =?0.48 =0.0058<0.01)

 

担当者の声

<株式会社NeU マネジャー 桂>
高齢者ドライバーの運転は近年、社会的な問題にもなっています。今回の実験で、高齢者ドライバーの運転中の脳活動と、運転に対する評価に相関性が見受けられたことは、将来のクルマの開発や運転指導につながり、安全運転が広がることができれば素晴らしいと考えます。

 

検証に使用した機器

脳活動計測とドライブレコーダーの連動
NeU-DRIVE(研究用途)

詳しくこちら

 

1台のiPhone上で運転情報と脳活動を同時取得

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