VR-HMD視聴中の脳活動を計測する『HOT-2000-VR』を研究市場向けに提供開始

VRサポート機種が大幅に増加、VR研究促進を支援

国立大学法人東北大学と株式会社日立ハイテクのジョイントベンチャーである株式会社NeU（本社：東京都千代田区、代表取締役：長谷川清、以下、NeU）は、多種のVR-HMD（ヘッドマウントディスプレイ）との同時装着を可能にした脳活動計測装置『HOT-2000-VR』を本年８月より台数限定で提供開始（台数限定）いたします。

『HOT-2000-VR』は、モバイル形状での計測を実現した携帯型脳活動計測装置（HOT-2000）をVR-HMD装着時でも計測可能とするために仕様をカスタマイズしたものです。

VR-HMDとHOT-2000-VR装着イメージ

VR視聴体験中の脳活動（前額部2ch NIRSセンサー）を実現し、「VRコンテンツ体験時のヒトの生体反応を計測したい」という研究ニーズにお応えするものです。

装着の向上を図るとともに、計測箇所とVRHMDの装着位置との調整を容易にするために、VR-HMDとは分離した仕様にしております。

VR体験中に、脳活動の変化や脈拍数変化および頭部加速度を手軽に計測、スマートフォン(Android端末)にデータを蓄積することができます。

HOT-2000-VR計測イメージ

これまでに、以下のVR-HMD機種との同時装着実績があります。

〇 FOVE0（アイトラッキング一体型VR-HMD）
〇 HTC VIVEシリーズ
〇 Meta(旧Oculus)シリーズ
〇 HP Reverbシリーズ

◆HOT-2000-VRの基本仕様◆　※本製品は

※本機はVRと脳の前頭前額部の活動や脈拍数との関連性を研究することを目的として開発された製品になりますので、
大学や企業の研究用途のみの提供となります。医療機器ではありません。医療行為を目的とした設計にはなっておりません。

VRの活用はコンシューマ向けのエンターテインメント分野をはじめ、教育・医療現場への活用やものづくりにおける設計シミュレーション、遠隔コミュニケーションなどさまざまな分野で広がりを示しており、VR空間における研究ニーズは、今後ますます高まっていくものと考えております

研究市場においても、視聴覚の感性評価研究に必要な実験環境がVR-HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を用意するだけで簡便に構築できることから、市場性はますます高まると考えられます。

以下に研究実績や事例をご紹介いたします。

共同研究事例・実績等

公益財団法人 流通経済研究所

VR空間内での商品棚評価の脳科学検証を実施
https://neu-brains.co.jp/information/press/2020/03/04/1199.html

公益財団法人豊田都市交通研究所

ヘッドマウントディスプレイを用いた高齢運転者の無信号交差点での空間認知に関する研究
https://neu-brains.co.jp/information/press/2021/03/31/1878.html

ＵＴグループ株式会社

建設現場のリアリティを追求した「実写版VR研修」に脳科学的知見を提供
https://neu-brains.co.jp/information/press/2021/04/19/1901.html

株式会社NeU

日本画像学会誌第239号の特集“Imaging Today”(p.324-331)に解説論文『VRと脳活動計測』を掲載
https://neu-brains.co.jp/information/media/2019/07/15/984.html

価格・詳細な仕様・納期につきましては、お問い合わせからの回答とさせていただきます。

下記よりお気軽にお問い合わせください。

■株式会社NeUについて

会社名　： 株式会社NeU(ニュー)
設立　　： 東北大学の認知脳科学の知見と、日立ハイテクの携帯型脳計測技術を軸に2017年8月に設立
所在地　： 東京都千代田区神田司町2-2 新倉ビル 5階
代表者　： 代表取締役　長谷川 清
資本金　： 1億円
事業内容： 脳科学の産業応用事業
URL　　： https://neu-brains.co.jp/