脳健康ステーションを活用した研究成果が日本認知症予防学会とGSA2024で発表されました -デイサービスにおける認知症予防ダンスの介護予防効果を検証-
東京大学先端科学技術研究センターの宮崎敦子先生が、第13回日本認知症予防学会学術集会およびGerontological Society of America(GSA)2024において、弊社製品「脳健康ステーション」を活用した研究成果を発表しました。本研究は、TOPPAN株式会社 生活・産業事業本部 環境デザイン事業部との共同研究として行われたもので、泉大津市のデイサービス利用者を対象に、認知症予防を目的とした泉大津市オリジナルダンスプログラムの効果を検証しました。
研究概要と結果
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- 対象者:泉大津市のデイサービス利用者26名(平均年齢82.6歳)
- ダンスプログラム群:14名
- 対象群(従来のサーキットトレーニングを継続):12名
- 期間:週1回40分のダンスプログラムを4か月間実施
- 評価項目:
- 認知機能:計算課題、トレイルメイキングテスト、空間記憶課題
- 姿勢評価
- 分析方法:介入前後の変化量を算出し、群間の差を統計解析で検証
- 対象者:泉大津市のデイサービス利用者26名(平均年齢82.6歳)
研究の結果、ダンスプログラムを実施した群では、認知機能(計算や空間記憶スキル)と姿勢評価の両方で有意な改善が確認されました。これにより、レクリエーションとして取り入れたダンスプログラムが、高齢者の健康維持や自立支援に寄与する可能性を示唆しています。
脳健康ステーションの役割
本研究では、認知機能の変化を測定するために、脳健康ステーションが使用されました。搭載されている課題(計算課題、トレイルメイキングテスト、空間記憶)は、認知機能評価で広く用いられる指標であり、研究用途にも適しています。
さらに、簡単で直感的な操作と短時間で完了する測定プロセスにより、専門家がいなくても誰でも使いやすく、現場でスムーズに運用できました。
脳健康ステーションとは
「脳健康ステーション」は、認知機能やストレス状態を簡単にチェックできる装置で、既に高齢者施設や店舗、企業などで未病対策や健康意識向上を支援する体験型サービスとして活用されています。
さらに、新たに追加されたWeb管理画面を活用することで、複数施設からのデータ収集や長期的なモニタリング、介入効果の測定が可能になりました。これにより、健康維持を目的とした日常的なツールとしてだけでなく、研究用途をサポートする包括的なソリューションとしても機能します。
脳健康ステーションは、健康促進と科学的評価の両方を支える包括的なソリューションを提供します。
■脳健康ステーションの詳細はこちら
https://neu-brains.co.jp/solution/brainfitness/check/
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株式会社NeU ブレインフィットネスビジネスユニット
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