NeU製NIRS計測装置を使用した研究がFENS Forum 2024で発表されました
2024.07.12
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2024年6月25日-29日に開催された「FENS(Federation of European Neuroscience Societies) Forum 2024」(オーストリア ウィーン)にて、東北大学応用認知神経科学センター、東北大学加齢医学研究所によるNeU製脳計測装置を活用した研究発表が行われました。
1つは“学習効率”に関する研究、もう1つはヒトとヒトとのコミュニケーションに関する研究です。
<参考>発表された研究成果
■対面学習はオンデマンド学習よりも学習効率が高い。
対象:12-13歳の中学生39名
方法:18分間の数学のクラスで4つの課題を行ったときの脳活動と課題の正答率を計測。
結果:対面学習とオンデマンド学習を比べた場合、正答率は66.6%対57.2%となり、脳活動(内側前頭前野/背外側前頭前野)も対面学習時の方が高いことがわかりました。
これらの結果から、脳活動が子供の学習において重要な役割を果たし、対面学習がオンデマンド学習よりも学習効率の点で優れていることが確認されました。
■コミュニケーションは対面グループが優位。NIRSによる脳活動の同期で検証。
対象:大学生30名
方法:同性の5人が5分間トピックについて語りあい、その間の脳活動を計測。
結果:対面グループは左外側前頭前野および背内側前頭前野において、オンライングループよりも強い脳活動の同期が見られました。オンラインコミュニケーションでは非言語的な手がかりが少なく、対面コミュニケーションに比べてコミュニケーションの質が低いことが示唆されます。
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NIRSハードウェア&システム
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