研究用機器NIRSハードウェア&システム

XB-01世界最小・最軽量クラス
超小型 脳機能計測装置

いつでも、どこでも、だれでも
脳活動を計測できる新しい世界へ

体重や体温などと同様に、日常生活の中で気軽に自身の脳活動を計り、健康や学習に役立てる新たな世界を実現します。

XB-01(重さ:30g、大きさ:80×40×13mm)はNIRS技術を応用し、微弱な近赤外光を用いて脳の血流量変化を計測することで、脳の活動状態を可視化します。
NeUの前身である日立ハイテクノロジーズからの技術を発展・改良することで、従来機器から大幅に小型化を達成。世界最小・最軽量クラス※を実現しました。

※当社調べ(寸法:80x40x13 重さ:30g)

「XB-01」は、家庭向けを前提としております。研究用には、こちらをご活用ください。

2018年12月25日~、
「XB-01」を活用して脳を計りながら鍛える新サービス
「Active Brain CLUB」を、スタートしました。

「XB-01」購入ご検討の方は、「Active Brain CLUB」専用サイトをご覧ください。

XB-01から広がる脳科学ソリューション

認知機能トレーニング

従来、脳の健康に関する認知機能の維持に、認知機能トレーニングは寄与することが明らかとなっています。近年、認知機能トレーニング中に前頭前野の活動が高いほど、その後の認知機能向上効果も高くなることがわかりました。XB-01を使用することにより、NeUが提供する最新型認知機能トレーニングでは、トレーニング中に前頭前野の活性化レベルをリアルタイムにモニターすることができます。それにより、ユーザーがその日の体調にあわせて前頭前野に負荷をかけ続けることができるプログラムを選択できる「個別最適化認知トレーニング」(※1)を世界で初めて提供します。
また、認知トレーニング中の前頭前野活動をリアルタイムでモニターし、より脳活動を上げようと努力をすることで、ニューロ・フィードバック効果(※2)が生じ、より高い認知機能向上効果も期待できます。

運動+認知機能トレーニング

有酸素運動を行ったあとには、神経細胞の成長因子である「BDNF(脳由来神経栄養因子)」が分泌されることが知られています。有酸素運動と認知機能トレーニングを組み合わせてプログラム化することで、より効果的な認知機能トレーニングが期待できます。

ストレスコーピング

自身の前頭前野の活動をリアルタイムでモニターし、それを自分でコントロールするトレーニングを継続すると、主観的なストレス度が下がり、ストレスホルモンであるコルチゾール濃度も低下することが研究結果として明らかになっております(※3)。XB-01を活用することで、家庭や職場で手軽に脳活動をコントロールするストレスコーピングトレーニングが可能となり、ストレスの軽減やセルフコントロール力の向上が期待できます。

学習

学習中の脳活動レベルを学習者にさりげなく提示することにより、学習者は自身の集中度を客観的に知ることができ、集中力や記憶力を高める効率的な学習法や環境整備法を自ら発見することの支援を行うことができます。学生はもちろん、仕事の生産性向上を望むビジネスマンや企業にも適用いただけると考えております。

IoH※4への活用

学習中の脳活動レベルを学習者にさりげなく提示することにより、学習者は自身の集中度を客観的に知ることができ、集中力や記憶力を高める効率的な学習法や環境整備法を自ら発見することの支援を行うことができます。学生はもちろん、仕事の生産性向上を望むビジネスマンや企業にも適用いただけると考えております。

brain meter
脳活動のリアルタイム可視化がもたらすもの

私の母は、ここ2年間は自分で起き上がる事が出来ない重度の要介護状態である。 認知症の影響で、コミュニケーションを普通の人と同じように取ることは難しい。 でも息子の私を見たときは脳活動があがっている。 Brain Meterは、リアルタイムに脳活動を色で表現する。青から赤へ。赤になるほど脳活動が高くなっていることを示す。 嬉しいことに、私の声かけには、脳は活動している。肩をさすることも、脳活動をあげている。 今まで、コミュニケーションしても反応がどうなのかを知ることは難しかったが、反応がわかることで、家族のモチベーションもあがる。 私は、Brain meterが介護される周りの人に、コミュニケーションや介護のあり方について、改めて気づきを与える一助となることを願っている。

株式会社NeU
代表取締役CEO 長谷川清
  • ※1 2018年8月1日付当社ニュースリリース(脳活動をリアルタイムに測りながら鍛える 新世代脳トレ「ExBrain(エクスブレイン)」を発売)
  • ※2 ニューロ・フィードバックとは、自分の脳活動をリアルタイムにモニターすることで、意識的に脳の活動を調節するために利用される手法の総称です。
  • ※3 東北大学と株式会社日立製作所の共同研究成果より
  • ※4 Internet of Human

XB-01の特徴

スマホやタブレットにBluetoothでリアルタイムデータ転送

XB-01は30gの本体内にセンサーやバッテリーなどすべての機能を搭載。スマホやタブレットとBluetooth通信を行うことで、脳活動をリアルタイムに計測します。リチウムイオンバッテリーを内蔵し、約3時間の連続使用が可能です。また、本体内に6軸加速度センサーを内蔵しており、頭部の動きの検知や、体動などによるノイズを検出します。

日常生活の中で手軽に脳計測が可能

XB-01は日常生活のさまざまなシーンで手軽に脳計測を可能とすることを目的としています。着脱を容易とするバンド型のホルダーを用いて、ご家庭で日々の脳活動を記録。運送ドライバーの帽子や作業現場のヘルメットに内蔵することで、業務中の脳活動を可視化し、事故防止や生産性の向上に役立てていただくことなどが期待されます。

頭部カーブにフィットするバタフライ型デザイン

本機器は、ヒトの思考や短期的な記憶に関連する部位として知られている前頭前野(額の直下に存在)を主な計測部位と想定しています。個人差の大きい頭部形状に対応するため、XB-01は厚さ13mmの超薄型サイズで、本体が中央で折れ曲がる「バタフライ型」デザインを採用しました。

主な特徴

基本仕様

計測ポイント数
1ポイント
LED
赤外線LED(出力は人体に影響の無い安全基準内)
計測データ
脳血流変化、脈拍数、加速度
データ通信
Bluetooth 4.0LE
動作条件
温度:0~40°、湿度:20~80%Rh
電源
充電池内蔵 計測時間:3時間、充電時間:2時間
寸法・重量
長さ80mm、幅40mm、厚さ14mm、30g