【研究用機器の販売・提供】 脳計測ハードウェア(NIRS)
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携帯型脳活動計測装置HOT-2000

様々な用途で脳活動を簡便にリアルタイム計測

  • ・2chウェアラブル携帯型脳活動計測装置
  • ・脳活動に関連する血流量変化を近赤外光を用いてモニタリング
  • ・手軽に計測することを重視した軽量・つけ心地にこだわったデザイン
  • ・スマートフォンやタブレットでのリアルタイム・ワイヤレス計測
  • ・リアルタイムに脳血流変化、脈拍、頭部加速度を同時計測

取扱会社:株式会社NeU

リアルタイム・ワイヤレス計測

NIRSセンサーによりリアルタイムに脳活動に関連する血流変化をモニタリング(2チャンネル)。
装着してから数秒で脳血流変化、心拍、加速度(6軸)を同時にモニタリングします。
計測データの転送をBluetoothとすることで完全なワイヤレス化を実現。
計測データはCSVファイル形式にて保存することができます。

※データの計測・保存は別売のデータ計測+計測デザイン表示用アプリ
「HOT Measure Ver. 3.0」が必要となります。

リアルタイム・ワイヤレス計測イメージ1
リアルタイム・ワイヤレス計測イメージ2

軽量でつけ心地にこだわったデザイン

凹凸の少ないシンプルな形状、額に沿ったカーブ、眼鏡や耳に当たらないなど装着の不快感を徹底的に考慮したデザインへ進化しました。

ヘッドセットは約129g(USB給電可能な連続計測4時間のバッテリー込み)。長時間の計測であっても被験者への負荷が少なく、アーティファクトの混入も軽量化により低減しています。

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ACアダプターあるいは
大容量バッテリーも利用可能

ワンタッチで簡単装着・簡単操作・調整

ヘッドセットの取り付けは非常に簡単で、ユーザー自身で取り付けが可能です。
前髪を上げてHOT-2000を額にあて、片手でひもを引くだけで締められ、装着が簡単。測定後もボタンを押すだけで簡単に外せます。

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2つのセンサーブロックは、内側のボタンを押して10段階の位置調整が簡単に行え、左右60mmまで可動できます。

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幅広い利用シーン

HOT-2000とスマホやタブレットがあれば、どこでも脳血流変化を計測することができます。
例えば、複数人のコミュニケーション、認知機能チェックなどでも簡単に計測することができます。

幅広い利用シーン1
幅広い利用シーン2

記憶課題(Working memory)による脳活動変化

画像で表示されるパターンや文字を記憶し、約10秒後に記憶した情報と新たに呈示された情報を比較して答える、という課題を遂行中の脳活動の様子をHOT-2000で計測した1名の結果の例です。計測では記憶課題を15回繰り返しており、グラフはその平均結果です。記憶中に血流が増加する様子が見られます。

記憶課題による脳活動変化イメージ

脳活動と血流変化

脳機能計測では被験者に対し実験タスク(負荷)を与え、実験タスクを処理しているときの脳活動の様子を観測します。そして計測結果に基づき、実験タスクと脳機能との関係を明らかにしようとします。脳活動の変化は脳の血行動態の変化を引き起こします。脳が賦活した領域付近では血流が増加します。

血流変化を光で観測

HOT-2000では血液中のヘモグロビンに吸収されやすい波長(約800nm)の光を用います。
頭皮上から照射された光は拡散し、ほんの一部が検出器まで戻ってきます。このとき、光の拡散した領域にヘモグロビンが多く存在すると、光は多く吸収されます。HOT-2000では光の照射位置から約3cm離れた位置に検出器があります。光の経路にあたる脳の部位が賦活した場合、血流が増加し、光の吸収が増加、検出器まで戻る光の量は減少します。この検出光量の減衰率から脳の賦活を推定します。これがHOT-2000が脳活動計測する原理です。

マルチディスタンス方式イメージ

※前世代機種「HOT-1000」を使用した文献情報となります。

(文献情報)

1. A Non-Parametric Approach to the Overall Estimate of Cognitive Load Using NIRS Time Series.

掲載誌: Front Hum Neurosci. 2017; 11: 15.
著者: Soheil Keshmiri, et al.

2. Psychophysical assessment of a driver’s mental state in autonomous vehicles

掲載誌: Transportation Research Part A: Policy and Practice Available online 18 May 2018
著者: Toshiya Arakawa, et al.

3. Differential Entropy Preserves Variational Information of Near-Infrared Spectroscopy Time Series Associated With Working Memory

掲載誌: Front Neuroinform. 2018 Jun 5;12:33
著者: Soheil Keshmiri, et al.

4. Reliability of Wearable Two Channel CW-NIRS in Measurements of Brain Function.

掲載誌: Adv Exp Med Biol. 2018;1072:301-305.
著者: Komuro Y, et al.

5. Interpersonal frontopolar neural synchronization in group communicat-ion: An exploration toward fNIRS hyperscanning of natural interactions

掲載誌: Neuroimage. Jun;133:484-97. (2016)
著者: Nozawa T, et al.

(学会発表)

1. 第19回 日本ヒト脳機能マッピング学会発表

タイトル: 空間性ワーキングメモリ課題による 2チャネル携帯型脳活動計測装置の評価
著者: 沼田崇志,他

2. 第55回日本生体医工学会大会

タイトル: 連続光NIRSと時間分解式NIRSによる脳機能計測の比較
著者: 小室 有輝, 他

3. 日本機械学会2016年度 年次大会

タイトル: 携帯型 NIRS 装置を用いた自動車運転時の眠気評価
著者: 岡部 健太, 他

4. 日本機械学会 IIP2016 情報・知能・精密機器部門(IIP 部門)講演会

タイトル: 近赤外分光法を用いた自動車運転時の眠気評価
著者: 岡部 健太, 他

5. 日本心理学会第82回大会

タイトル: 介護老人保健施設入所者と家族とのビデオ通話の効果 ―ストレス指標,脳血流からの検討―
著者: 鈴木 公洋, 他

チャンネル数
2(スライドによる位置調整可能)
光源
LED
通信方式
Bluetooth 4.0LE
出力
脳活動指標、心拍数、6軸加速度
重さ
約129g
電源
内蔵リチウムイオンバッテリー(連続計測 約4時間)、USB給電
対応OS
Android OS Version 7.0以上
本体価格
198,000円(税別) *スマートデバイスは含まれません
  • * 本製品の計測対象部位は前額部です。毛髪のある部位の計測はできません。
  • * 本製品は医療機器ではありませんので、医療用に使用することは出来ません。
  • * 研究開発用の製品です。商用利用の場合はご相談ください。

「HOT-2000」のアプリケーションソフトは
下記2種をご用意しております。

「HOT Measure Ver. 3.0」: データ計測+計測デザイン表示用アプリ

【主な仕様】
  • Android アプリ(Android OS Version 7.0以上に対応)
  • 脳活動、心拍数、加速度の計測データリアルタイム表示、計測
  • 計測データのCSVデータ保存
  • 計測デザインの表示

「HOT Analysis Ver. 3.0」: データ簡易解析+計測デザイン編集用アプリ

【主な仕様】
  • ブラウザ起動 (推奨ブラウザ: Google Chrome)
  • 脳活動データの簡易解析(ノイズ処理、ブロッキング、ベースライン補正)
  • 計測デザインの編集・保存

※本アプリは2019年2月末からの発売を予定しております
「HOT Analysis Ver. 3.0」につきましては、開発の遅れにより、販売開始を延期させていただくこととなりました。
販売開始は、2019年8月を予定しております。

価格(税抜)

HOT Measure Ver. 3.0: 100,000円

HOT Analysis Ver. 3.0: 100,000円(ソフトライセンス使用料 2年)